センチメンタリズムはある種のナルシズムだとおもう。
表現媒体に限らず感傷的な感情を表現した作品は嫌いじゃない(むしろ好きなものも多い)し,美しいけれど,自分自身もそうしたものを作る時,
一瞬の自己肯定,もしくは自己欺瞞で終わってしまうのをなんども感じてる。
実際にそうしたものを作っている人の多くが,そこから抜け出す事ができないのを見ている。
表面上はもどかしさを嘆きつつも,その自分の「か弱さ」を保持していたいと思っている。
仕舞いには水の中で溺れそうな中,泥でできた船にあえて捕まる自分を美化しだしてしまう。
イカダでもいいから,木でできた浮を手に入れたいとおもう。
そうしないといつまでたっても岸に上がる事はできない。
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