「自分の意見を他人に押し付けるな」という意見を押し付けてくるひとを見ることがたびたびある。
当然意見交換の状況にもよるが,耳にする多くの場合この言葉は議論から逃げたるための口実として機能しているにすぎないのではないかと感じる。
このきめ台詞によって議論の余地は一方的で強制的にシャットダウンされることになる。
こうした場合,この言葉はひとつの騙りみたいなものだ。
小学生が大人の口真似をしてこの台詞を云うことが示しているように,
あくまで口にする当人の人生観に基づいた持論ではなく,借り物の常識論に乗っかっているにすぎない。
マジョリティであるだろう という鉄板の自信に基づいた根拠のない主張であるがゆえに責任もなく,その主張の絶対性は当人のなかで無限大なのでたちが悪い。
2 件のコメント:
わかる。反りが合わないよね~
「筋が通った意見のほうが正しい」じゃなくて、
「常識だから、大勢側だから正しい」てなってる人。
前者は不快でコンプレックスを刺激するような場合が多いかもしれないけど、後者はその不快にすることを慎むための常識を逆手にとってるだけなんですよね。
まさにそうなんですよね。
自分の言い分を相手に交渉する場合,相手の持っている考えとギャップがあるなら当然大なり小なり何かしら相手にとって受け入れ難い部分があるわけじゃないですか。
だからこそ意見をした上で議論していくっていう事に意味があるんだと思うけど,そういう人って
不快に感じた=相手は悪いことをしている!
というものすごい短絡的な結論に直結させて終止符を打とうとするからとりあえずネリチャギをしたくなりますよね。
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